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西尾レントオールR&D国際交流センターが7月3日より本格始動 ~大阪・関西万博に向けてシェアリング・ソリューションを進化させる技術開発・実証実験を大阪・咲洲から加速~

 西尾レントオール株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:西尾公志)は7月3日(月)より大阪・咲洲(さきしま、住之江区)に建設するR&D国際交流センターを本格始動させることとなりましたので、お知らせいたします。

 本施設は2025年開催の大阪・関西万博に向け、西尾レントオールのシェアリング・ソリューションを進化させる技術開発や実証実験を行う研究開発施設として活用し、レンタルサービスの質を向上させてまいります。また、産官学民、スタートアップと連携し、オープンイノベーションを促進する拠点としての利用も図ります。
■施設詳細
所在地:A棟          大阪府大阪市住之江区南港北1-12-75
    B棟          大阪府大阪市住之江区南港北1-11-55
    モリーナ(morena)大阪府大阪市住之江区南港北1-12-10
敷地面積:33,026.31㎡(9,993.49坪)
A-1敷地(A棟)A-2敷地(モリーナ)B敷地(B棟)
敷地面積12,921.28㎡20,105.03㎡
延床面積8,907.33㎡1,674.43㎡9,883.91㎡
施設構成業務・研究開発施設・研修所・
宿泊施設・商業施設・
産学交流施設・展示場・駐車場
業務・商業施設・
研究開発施設・展示場
業務・研究開発施設・研修所・
展示場・産学交流施設・駐車場
■施設活用シーンの想定
 主に「研究開発」「MICE関連事業」「スタートアップ支援」「実証実験」「産官学民交流」の5つを主軸に、各施設機能において新しいレンタルビジネスの構築や国内外への成果の発信をしていきます。また、建設されたコスモスクエア地域は特定都市再生緊急整備地域に位置づけられており、本施設は有事の際の一時避難施設として活用される予定です。
【万博に向けた取り組み①咲洲モリーナなどの木造モジュール事業】
 咲洲モリーナは、西尾レントオールがこれまで長く手掛けてきた仮設・レンタルの建造物を木造で実現した、「木造モジュール」という移設・転用が可能な木造建築です。CLTと呼ばれるひき材の繊維方向が直行するように張り合わせた合板の素材を、ATAハイブリッド構法という規格化された木材をオリジナル金物で支える技術によって構築し、柱の無い大空間、モジュール化による組みバラシ・転用の実現を可能にしました。環境と循環型社会のことを考えた「転用」が可能な木造建築の新提案です。

木造モジュール特設サイト:https://www.nishio-rent.co.jp/rentall/lp/mokuzo_module/

<目的・活用の狙い>
1. 短工期・軽量などのメリット、環境配慮の側面から、大阪・関西万博パビリオン等での活用を提案
2. 最大級の無柱空間を実現する木造建築物としてショールーム的役割を担う
3. スポーツをはじめとしたイベントの開催や地域企業・団体との共同利活用を予定
【万博に向けた取り組み②木材ロジスティックス拠点としての役割】
 B敷地内にある倉庫は、全国の林産地/プレカット工場から運ばれる木材を集約し、仮設の木質建築物「木造モジュール」の展開に向けた研究拠点として活用します。

<目的・活用の狙い>
1. 最新技術を導入し、「一時保管」「ハブ機能」「強度/含水率検査」「洗浄」「塗装」「一部加工」までを対応し、流通と転用実現のための課題を検証
2. 大阪・関西万博に向けた木質パビリオンの集積拠点
3. カーボンニュートラルに寄与する鉄道での木材輸送を研究
【交流活動について①ペデストリアンデッキ、ラウンジ】
 A-1 敷地には最寄り駅のコスモスクエア駅と大阪府咲洲庁舎からのペデストリアンデッキを直結させ、近隣住民やワーカーの交通の便に供します。また、デッキ沿いには社員だけでなく近隣住民・ワーカーどなたにもご利用いただけるシェアスペース「N-LOUNGE」を設けました。ラウンジ併設のカフェスペースを中心に、スタートアップ事業者の支援や地域に根差した施設として活用していただくことを目指します。
【交流活動について②産学協働への取り組み】
 次世代を担う学生や大学との共同研究を目的とした大型研修スペースや大小の会議室を完備しています。また、A-1敷地5階には宿泊施設を設け、長期間の研修や各種事業に打ち込むためのくつろぎの場を提供します。主には、関連団体「一般財団法人レントオール奨学財団」を核とした大学や研究機関と連携し、研究テーマの設定・実施・結果検証まで、一貫した取り組みの実現を可能にします。
■施設機能
【A棟(A-1敷地)】
・ロビー
 お客様をお出迎えするとともに、ショールームの機能を兼ねNISHIOグループの取り組みをデジタルアテンダントがご案内します。

・ラウンジ
 歩行者デッキ沿いに開かれた空間で、近隣の方や来訪者の皆さまが交流する場を提供します。施設内には厨房設備もあり、カフェ等開業へのトライアル出店としての場の提供など、スタートアップへの支援も行います。

・研修施設
 最大200人あまりを収容する研修室を備え、社内外・海外関係会社との交流や産学連携セミナーなどを通じて情報を共有しスキルを向上させる人材育成の場となります。

・研究開発施設
 建設現場の環境・安全・品質及びコスト削減などの問題解決、そして生産性向上と省力化・省人化、建設分野における新工法開発の実現に向けて、西尾レントオールがこれまで培ってきたノウハウ・マインドをさらに推進し新しい価値を創造する場所です。

・宿泊室
 社内外の研修参加者や学生、本施設見学者の宿泊施設として、コミュニケーションとくつろぎの場を提供します。

・オフィス
 西尾レントオール本社・営業本部機能の一部を備え、情報発信や事業推進の根幹を担います。

【B棟(B敷地)】
・ロビー
 コスモスクエア駅からペデストリアンデッキで直結、そのまま本施設にお入りいただけます。

・研究開発施設
 木造モジュール事業を中心に2025年大阪・関西万博の成功に向けたサポートを推進するとともに、共同研究や木材などの資材を集約するなど、ロジスティックス領域での各種実証実験に取り組んでいきます。

・オフィス
 西尾レントオール本社機能の一部を担うとともに、新規事業関連部署が執務を行います。

【咲洲モリーナ・Kibaco(A-2敷地)】
・咲洲モリーナ
 咲洲モリーナの面積は1356㎡(梁間38m×桁間35m、最高高さ約12m)で、躯体は国産の杉を使ったCLTパネル64枚で構成されている、国内最大級の無柱空間です。短工期・軽量といった建築メリットから、移設・転用が可能な木造建築の新たな選択肢としてご提案しています。時代のニーズとマッチした施設そのものも、新しい展示会やイベントを生み出すイノベーションの場・挑戦の場として展開していきます。

・Kibaco
 木の箱をイメージして名付けられたこのKibaco、面積は318㎡(軒高3.7m・最高高さ4.6m)で材積17㎥・120mm厚のCLTパネル51枚によって構成されています。パネル部材を予め加工・規格化することで工期短縮とコスト削減に繋がり、自社拠点や倉庫など様々な施設の木造化プロジェクトも推進するアイコンとなっています。木造ならではの自然素材の美しさや温かみを体験でき、心地よさや安心感を得られる施設、それがKibacoです。こちらにはショールーム的な機能や咲洲モリーナでスポーツをはじめとする各種イベントが開催される際のバックアップ拠点、あるいは事務所や交流の場として多様な使われ方が想定されています。

※咲洲モリーナに関するお問い合わせは、以下URLよりお願いいたします。
 https://www.nishio-rent.co.jp/rentall/news/blog/sakishimamorena/
■西尾レントオール株式会社 会社概要
設 立:2022年10月3日 持株会社制移行に伴い新設
    2023年4月1日 1959年設立の西尾レントオール株式会社
   (現ニシオホールディングス株式会社)より事業承継
商 号:西尾レントオール株式会社(NISHIO RENT ALL CO., LTD.)
代表者:西尾 公志
本 社:〒542-0083 大阪府大阪市中央区東心斎橋1-11-17
    TEL.06-6251-7302(大代表) FAX.06-6252-0285
資本金:3億円
従業員:2,392名(2023年4月1日時点)
URL:https://www.nishio-rent.co.jp

■本件に関する問い合わせ先
西尾レントオール株式会社  広報宣伝室
TEL:06-6253-0824(携帯電話:070-2321-6144) MAIL:kosen@nishio-rent.co.jp

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