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西尾レントオール株式会社は、MLTGシリーズ(ビーマップ社)を提供商材に採用 ~Terragraph対応60GHzミリ波高速無線LANシステム供給が可能に~

 西尾レントオール株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:西尾公志)は、株式会社ビーマップ(本社:東京都千代田区、代表取締役:杉野文則)が販売する高速無線LANシステム「MetroLinq Terragraph」(以下MLTGシリーズ)を提供商材として採用し、『新しい建機展』(2023年6月9日(金)・10日(土)、大阪市の舞洲スポーツアイランド「空の広場」で開催)において出展展示する事となりましたので、お知らせいたします。

 西尾レントオールは、建設現場・展示会・イベントなど幅広い分野に向けて専門機材のレンタルを行う企業です。総合レンタル業のパイオニアとして、常に時代に沿った事業領域の拡大を続けています。この度、株式会社ビーマップが販売するMLTGシリーズを実機検証した結果、同シリーズの強みである高速、低遅延、そして安定した通信環境構築が可能な点を高く評価し、提供商材として採用いたしました。今後、西尾レントオール事業領域の幅広い分野で、MLTGシリーズの高速通信をご活用いただけます。
【高速・低遅延・安定 MLTGシリーズの強みが生きるレンタル活用シーンの想定】
建設現場やイベント会場など期間限定でも高性能な通信を提供
 
■MLTGシリーズの特徴
1. 電波干渉が少ない60GHz帯で安定した無線LANシステムの構築が可能
 MLTGシリーズは、無線通信の周波数としてワールドワイドで免許が不要な60GHz帯を採用しています。60GHz帯は、屋内外を問わず利用可能で、他の通信システムとの混信が少ないことから、同じく免許不要で利用可能な2.4GHz帯や5GHz帯のWi-Fiと比較しても、安定した高速通信が可能です。
 
2.IEEE802.11ayの採用により3.8Gbpsの速度と低遅延な無線LANを実現
 無線の通信速度は周波数が高くなるほど向上する特性があります。MLTGシリーズは、超高周波帯である60GHzを使った無線LAN規格であるIEEE802.11ayの採用により、200mの距離で最大3.8Gbpsの通信速度を実現しました。これにより有線LANや光ファイバーに匹敵する高速通信を実現しています。また、無線区間の遅延は1mS以下であり、低遅延が要求される用途での利用が可能です。
 
3.ビームフォーミングによる装置の小型化と柔軟な運用を実現
 電波は周波数が高くなるほど飛距離が短くなる特性があります。
60GHz帯により長距離通信を行うためにはパラボラアンテナを使い先鋭な指向性を持たせる必要がありました。
 しかし、パラボラアンテナは、大型で調整が難しく取り扱いが困難です。また、一対一の通信に限定されます。
MLTGシリーズではビームフォーミングを採用することで、小型化を実現し、あわせて設置の際の微調整が不要となりました。
 
4.Open/Rによるメッシュにより広域無線ネットワークの構築が可能
 MLTGシリーズのビームフォーミングによる通信距離は最長300mです。しかし、Terragraphに準拠したことで、中継器となる分散ノードをメッシュ状に配置し相互に接続することで通信エリアを柔軟に拡張することが可能になりました。また、Terragraphでは、分散ノードの追加や通信品質の変化に対し、効率よく通信経路を調整するためのプロトコルとしてOpen/Rが使用されます。
 Open/RはTerragraphのために開発され、現在ではFacebookのデータセンターのバックホールにも採用されています。MLTGシリーズとTerragraphの組み合わせにより、数キロ四方にわたる広大なエリアに柔軟かつ低コストで無線ブロードバンドを届けることが可能です。
 
【MetroLinq Terragraph製品ラインアップ】
名称
【中継器(分散ノード)MLTG-360】
製品外観
説明
 Terragraphに準拠した分散ノード(DN)。前後左右の面に合計4つの無線ユニットを内蔵し、全方向との通信が可能。複数台でメッシュを組み ワイヤレスバックホールを構成する。無線ユニット当たり最大15台のクライアントノードが接続できる。分散ノード間の通信距離は200~300m。
【子機(クライアントノード)MLTG-CN】
 Terragraphに準拠したクライアントノード(CN)。1000Base-Tを備え、分散ノードと接続し、無線LANを終端する。分散ノードとの通信距離は100m。また、ブリッジモードによりMLTG-CN同士で80mの1対多通信が可能。
【長距離子機(クライアントノード)MTLG-CN LR】
Terragraphに準拠した長距離クライアントノード。パラボラアンテナを搭載することで、長距離通信を可能にしたモデル。分散ノードとの通信距離は700m。また、ブリッジモードによりMLTG-CN LR同士で1Kmの1対1通信が可能。積雪対策デザインと広い温度範囲をサポートし、砂漠から豪雪地帯まで広範な気象条件での運用が可能。
■ Terragraphについて
 Terragraphは、Meta Connectivity(旧Facebook)が開発した、光ファイバーに近い接続性を空中に拡張するためのギガビット無線技術で、FWA向けの広域無線LANシステムとして標準化が進められています。当社は国内でいち早くTerragraphに着目し、2021年10月よりTerragraphに準拠した60GHz帯高速大容量無線LANシステム・MLTGシリーズの提供を開始しました。さらに2022年1月には三井不動産の屋外ロボット開発検証拠点「KOIL MOBILITY FIELD」に、国内初のTerragraph実験設備「ミリ波ラボ@柏の葉」を開設しています。
Terragraph製品は、札幌学院大学、芝浦工業大学、東京大学、福岡大学、早稲田大学や企業の研究機関等に多数採用いただいています。

・早稲田大学らが実施する研究プロジェクトの詳細(早稲田大学ホームページ/トピック)
https://www.waseda.jp/top/news/83150

・ミリ波ラボ@柏の葉のプレスリリース(ビーマップホームページ/プレスリリース)
https://www.bemap.co.jp/library_file/cms_file/22020100984.pdf

※ FacebookおよびTerragraphは、Meta, Inc.の商標です。
※ MetroLinqは、Accton Technology Corporationの商標です。


■展示会概要
 【開催展名】新しい建機展〜建設機械・技術の未来はここから発信〜
 【会  期】2023年6月9日(金)・10日(土) 10:00~17:00(最終日は16:00まで)
 【会  場】舞洲スポーツアイランド「空の広場」 大阪府大阪市此花区北港緑地 2-1-128
 【概  要】90社以上の出展者が集う西日本最大級の建設機械屋外展示会
 【主  催】西尾レントオール株式会社 新しい展示会運営事務局
 展示会URL https://www.nishio-rent.co.jp/ataken/

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