品名 | 膜厚計 |
型式 | LZ-373 |
メーカー | ケツト科学研究所 |
測定方法 |
電磁誘導/渦電流式兼用 |
測定対象 | 磁性体上の非磁性被膜および非磁性金属上の絶縁被膜 |
測定範囲 | 電磁誘導式:0~2500μmまたは99.0mils
渦電流式:0~1200μmまたは47.0mils |
測定精度 | 50μm未満:±1μm
50μm以上1000μm未満:±2% 1000μm以上:±3% |
分解能 | 100μm未満:0.1μm
100μm以上:1μm |
適合規格 | 電磁誘導式
JIS K5600-1-7、JIS H8501、JIS H0401 ISO 2808、ISO 2064、ISO 1460、ISO 2178、ISO 19840 BS 3900-C5 ASTM B 499、ASTM D 7091-5、ASTM E 376 渦電流式 JIS K5600-1-7、JIS H8680-2、JIS H8501 ISO 2808、ISO 2360、ISO 2064、ISO 19840 BS 3900-C5 ASTM D 7091-5、ASTM E 376 |
データメモリ数 | 約39,000点 |
検量線メモリ | (アプリケーションメモリ) 電磁誘導式50本、渦電流式50本の検量線を記憶 |
プローブ | 一点接触定圧式(LEP-J、LHP-J) |
表示方法 | デジタル(バックライト付LCD、表示最小桁0.1μm) |
外部出力 | パソコン(USBまたはRS-232C) |
電源 | 100時間(バックライト非点灯時、連続使用) |
使用温度範囲 | 0~40℃ |
付加機能 | 各種機能16種 |
寸法/質量 | 75(W)×145(D)×31(H)mm/0.34Kg |
■クイックマニュアル(写真をクリックすると拡大されます)
1.付属品のチェック
①標準板6種類
②金属板ケース
③本体
④黒のプローブ(測定対象が鉄の場合に使用。電磁誘導式。)
⑤グレーのプローブ(測定対象が非鉄の場合に使用。過電流式。)
⑥アルミ板
⑦鉄板
2.測定方法
①本体にプローブを接続します。(例では付属の鉄板で解説しています。)
測定対象の素材に合わせてプローブを選択してください。
※測定対象が「鉄の場合は黒」 「非鉄の場合はグレー」
②出荷時に付属品の素地で調整をしています。そのままでも測定可能ですが、より精度よく測定を行いたい場合は、測定前に測定対象の素地を用いて調整を行います。
③測定対象の塗膜を測定します。(例では解説用に付属の鉄板に塗装を施しています。)
3.素材補正(標準板調整)
測定対象の素地で素材補正を行うことで、より精度よく測定出来ます。下記の素材補正(標準板調整)を参照
①写真のように金属板を標準板ケースにセットし、本体とプローブを繋げます。
②【左矢印 (スクロールキー)】 → 調整→ 【ENT(エンターキー)】を選択します。
③測定対象に近い厚みの標準板を4枚選択する。
④画面に【標準板0】が表示されているか確認します。この状態で金属板のみの状態で 5~6回測定します。
⑤測定値を、0に合わせます。【ENT(エンターキー)】→【0】→【ENT】を選択します。
⑥ ③で選択した標準板を乗せて5~6回測定する。測定後【ENT】→【標準板の厚み】→【ENT】を選択する。※【標準板の厚み】は赤丸部分に表記しております。(例は49.6μm)
⑦精度を高めるために③の表で選択した残りの3枚の標準板を使って、同様に⑥の流れで補正を行ってください。(調整後、電源を切っても校正した設定は記憶されています。)
⑧4点(素地と標準板3枚)以下で調整する場合は、必要な枚数だけ標準板による調整を行い⑥の流れの後、もう一度【ENT】を選択してください。
以上