・シースエアー機構により光学系の汚染を気にせず、高濃度粉じんの作業場で安定した測定がおこなえます。
・大型フィルターの採用により、高濃度測定においても長期使用が可能です。
・フィルターの汚れ具合が視認できるようになっています。
・あらかじめK値を入力することで、測定値(CPM)を質量濃度(mg/m3)に変換し表示することができます。
・測定前の「SPAN CHECK」と「BG測定」により自動的に出荷時の感度を維持します。
・測定値(CPM)は本体に記録が可能です。(ロギング測定モードの場合)
■クイックマニュアル
1.準備物の確認
①マイナスドライバー
②ACアダプター
③本体
2.電源について
(1)ACアダプタの接続方法、乾電池の挿入方法※接続部は本体の中にあります。
①本体を裏返します。
②付属のマイナスドライバーで四隅のネジを緩めます。
③裏側のカバーを外し、ACアダプターを本体の接続部に挿します。または乾電池を挿入します。
④再びカバーを取付けます。
(2)本体の測定・感度合わせノブを【MEASURE】にします。
(3)採気口のカバーを下げます。
(4)【POWER】を押します。
3.BG(バックグラウンド)設定
(1)【MODE】を数回押し、「BG」に設定します。
(2)1分以上放置後、【START/STOP】を押します。
4.感度合わせ(スパンチェック)
(1)測定・感度合わせノブを【SENSI.ADJ】にします。
(2)画面に「SPAN CHECK」が出ることを確認します。
(3)1分以上放置後、【START/STOP】を押します。
(4)1分後に感度合わせが終了します。
カウント数値は、本体裏側のカバー内に記載されている標準散乱板値(S値)に近い数値(±5カウント程度)になります。(例では643) 離れている場合は、感度合わせを2回以上行って下さい。
5.測定方法
ダウンタイマ測定、手動測定、ロギング測定の3つの方法があります。
(1)ダウンタイマ測定
①【MODE】を押して設定時間を選びます。(例では02minを選択しています。)
②【START/STOP】を押し測定を開始します。ダウンタイマ測定中に【START/STOP】を押すと測定が中断します。
③測定終了後にK値を本体に記憶させておくことで【MASS/COMCEN】を押して質量濃度に変換することが出来ます。
(2)手動測定
①【MODE】を押し画面の左下の表示を「MANUAL」に設定します。
②【START/STOP】を押し測定を開始します。
③【START/STOP 】を押し測定を終了します。
(3)ロギング測定
①【MODE】を押し画面の左下の表示を「LOG」に設定します。
②【START/STOP】を押し「設定メニュー1/2」を表示します。
③【MASS CONCEN】と【MODE】でカーソルを上下に動かし「SET MEASURE TIME」にあわせて【START/STOP】を押してロギング動作時間を設定します。※例では0003:10に設定します。
○時間を設定します。時間に下線があることを確認して、【MASS CONCEN】と【MODE】でカーソルを上下に動かし時間を変更します。
○分を設定します。分に下線があることを確認して、【MASS CONCEN】と【MODE】でカーソルを上下に動かし時間を変更します。
※設定範囲は0000:01~9999:59です。(時間:分で表示)
④【MASS CONCEN】と【MODE】でカーソルを上下に動かし「LOG CYCLE」にあわせて【START/STOP】を押してロギング周期を設定します。 ※例では03:10に設定します。
○時間を設定します。時間に下線があることを確認して、【MASS CONCEN】と【MODE】でカーソルを上下に動かし時間を変更します。
○分を設定します。分に下線があることを確認して、【MASS CONCEN】と【MODE】でカーソルを上下に動かし時間を変更します。
※設定範囲は0000:01~9999:59です。(分:秒で表示)
⑤ 【MASS CONCEN】と【MODE】でカーソルを上下に動かし「START」に合わせ【START/STOP】を押し測定を開始します。
以上