■鉄素地上の被膜 (塗膜、フィルム、ライニング等) の厚さを計測 ■使用前に測定箇所と同一の鉄素地 (被膜がない状態) にて調整(※1) ■測定範囲が0~500μmの場合、プローブを鉄素地に押し当てて、ツマミを回して指針のゼロ (ZERO) 調整 ■測定範囲が0.2~5mmの場合、鉄素地上に200μm標準板をのせ、ツマミを回して指針の0.2mmに調整 ■被膜成分に磁性物が含まれている場合や、鉄素地が圧延により磁性を帯びている場合は測定できないことがあります ■素地や被膜の粗さは測定結果に影響するため、数箇所を測定し平均値を求めることをお勧めします ■現場用高性能膜厚計として、官公庁、試験場、大会社の規格、基準、内規に適合 |
※1:あらかじめお客様にて測定箇所と同じ材質、粗さの鉄素地をご用意下さい。
■クイックマニュアル(写真をクイックすると拡大されます)
1.付属品のチェック
①本体
②金属板ケース
③鉄板
④標準板2枚
⑤プローブ
2.測定方法(ゼロ調整と標準板調整)
①本体にプローブを接続します。
(例では専用ケースの上に鉄板を置いて解説しています。)
②本器は0~500μm、0.2~5mmの2つのレンジがあります。
※測定前に必ず使用する側のレンジで調整を行ってください。
※レンジを切り換えた場合、再度調整が必要になります。
※調整を省くと誤差が大きくなります。
③測定する塗膜の単位に合せて電源ON/OFFダイヤルを「μm」 「mm」のどちらかを選択し測定対象の塗膜を測定します。(例では解説用に鉄板に塗装を施しています。)
④金属板にプローブを押し当てゼロ調整ダイヤルをまわしてメータの針を調整します。
μmを選択⇒μm側の目盛の針を「0」に合せる青い○を参照
mmを選択⇒mm側の目盛の針を「0.2」に合せる赤い○を参照
※単位がmmの場合測定範囲は0.2~5mmです。
⑤測定対象に近い厚みの標準板を1枚選択します。
※標準板1枚で調整を行います。下記の表を参考に調整を行ってください。
⑥金属板に標準板を乗せてプローブを押し当て、STDダイヤルをまわし、メータの針を調整します。μm、mm側の目盛の針を標準板の数値に合せます。※【標準板の厚み】は赤丸部分に表記しております。(例は200μmで調整しています)
以上