■リセットボタンを押してから、ゲインを調整し、ハンマーで起振点を打撃すれば、受振点までの弾性波の到達時間が表示されます。 ■硬い岩盤ほど弾性波速度が大きくなる性質を利用し、地盤・岩盤状況推定に使用します。 ■トンネル試掘横坑、切り土の法面安定性評価、道路・土地造成などにおけるリッパビリティ (掘削難易性) などに使用します。 ■ハンマースイッチを固定したハンマーで岩盤を打撃し、震源を発生させます。 (打撃ハンマーはお客様手配) ■電源は単3乾電池で動作できるため、現場での作業が容易にできます。 |
■クイックマニュアル(写真をクリックすると拡大されます)
1.試験前に準備するもの
2.測定方法
①ハンマースイッチを【TRIGGER】に、受信器を【GEOPHONE】に接続し、受信器を測定面に設置します。延長コードは測定区間長が2m以上となった場合ご使用ください。
※受信器の設置面が硬い場合は、トリポットベースを、軟らかい場合は、スパイクを用いてください。
②ハンマースイッチはビニールテープなどでしっかり固定して下さい。
③【POWER】を押して電源を入れます。
④【GAIN】を左に回し最小値に設定します。
⑤【GAIN】を右に少しずつ回していきますと、ある位置(利得)でノイズによって「OVER」 と表示されます。ここで、【GAIN】を少し左に回し下げます。
(【GAIN】はノイズによって、「OVER」が表示される直前の位置に設定するようにして下さい。)
⑥測定点をハンマで打撃(起振)します。同一測定点において5~10 回の測定を行ない、データに再現性があることを確認してください。
⑦測定後、測定した伝播時間を使用して弾性波速度を求めてください。(弾性波速度=距離/伝播時間)