■振動レベル計 (VM-53A) メモリーカードの選定について
Auto1にてメモリーカードに保存する場合のデータサイズは下記のとおりですのでカード選定の参考にして下さい。
データ容量 (MB) | ||
測定時間 | 0.1秒毎 | 1秒毎 |
1時間 | 1.5 | 0.15 |
8時間 | 12 | 1.2 |
24時間 | 35 | 3.5 |
3日 | 104 | 10.4 |
7日 | 242 | 24.2 |
例えば、0.1秒間隔で24時間連続して3日間測定したい場合、104MBとなるため、128MBのメモリーカードが必要になります
■クイックマニュアル(写真をクリックすると拡大されます)
1.測定準備~付属品、接続確認
①付属品の確認
②各ケーブルの接続確認
(1)下記の図の通り接続してください。
(2)ACアダプターをコンセントに接続します。※電池使用の場合は不要です。
2.測定前の基本設定
①電源ON/OFF
電源ON→【Power】を1秒以上長押しします。
電源OFF→電源が入った状態で【Power】を1秒以上長押しします。
電源をOFFにして、再度電源をONにするときは、電源をOFFにして5秒以上経過してからONにして下さい。
※電源をOFFしてから5秒以内で電源をONした場合、電源が立上がらない場合があります。
②日付と時刻の設定
(1)【Menu】を押して、Menu4/5の画面の「Memory」を開きます。
(2)「Time setting」にカーソルを合わせ、現在の日時を設定します。
※設定したらスタートボタンを必ず押し設定を確定させてください。スタートボタンを押さないと設定は反映されませんのでご注意ください。
(3)日時の設定が完了したら、2回【Menu】を押して最初の画面に戻ってください。
③ファンクション設定( Lv :振動レベル/ Lva :振動加速度レベル)
【Lv/Lva】を押すとLv⇔Lvaに切り替えることができます。測定したい条件に設定を行ってください。通常はLvを使用しています。
④振動レベル方向の設定
【X/Y/Z】を押して、測定したい振動方向XYZを設定します。
【X/Z/Y】を押すとX⇔Z⇔Yに切り替えることができます。通常はZを使用しています。
⑤ Output Calの確認
(1)Output Calボタンを押す。
(2)100.0dBであることを確認
(3)確認できたら再度【Output Cal】を押してください。測定可能な状態に戻ります。
3.Auto1、Auto2の測定手順
◎Auto1の測定手順
サンプリング周期100msecまたは1secの振動レベルまたは振動加速度レベルの瞬時値を連続して保存できます。
①測定前の設定を行う
(1)Menuボタンを押して、メニュー画面をMenu1/5の画面にしてください。
○【Meas.time】の設定
【▲▼】で「Meas.time」にカーソルを合わせ【<>】を押して測定時間を設定します。
測定時間は【500s(秒)、10s、1m(分)、5m、10m、15m、30m、1h(時間)、4h、8h、24h、Manua】のいずれかを選択してください。
○【Channel】の設定
【▲▼】で「Channel」にカーソルを合わせ【<>】を押して【Auto1】に設定します。
3方向(X/Y/Z)の保存したい場合は【X/Y/Z】に選択して、1方向のデータを保存する場合はX,Y,Zのいずれかを選択。
(2)Menuボタンを押して、メニュー画面をMenu2/5の画面にしてください。
○【Store Mode】の設定
【▲▼】で「Store mode」にカーソルを合わせ【<>】ボタンを押して【Auto1】に設定します。
○【File name】の設定
【▲▼】で「Store File name」にカーソルを合わせ【<>】を押して数字を入力します。メモリカードに保存する場合は、File nameにファイル名(4ケタの数字)を付けます。
○【Auto1 Samp.】の設定
振動レベル(Lv)、振動加速度レベル(Lva)を何秒ごとにサンプルするかを決めます。【▲▼】で「Auto1 Samp」にカーソルを合わせ【<>】を押してAuto1に設定します。【100msec】,【1sec】のどちらかに設定してください。
②測定を開始する。
(1)上記の設定が完了したら【Menu】を数回押して最初の画面に戻ります。
(2)最初の画面に戻ったら、【Store】を押して、Auto1ストアをスタートします。【Store】は上書き保存されます。※以前のストアデータは消去されます。【Start/Stop】は前回の記録の続きから保存されます。
(3)測定が終了したらもう一度【Store】を押します。左の画面に下記の図のような表示が表示されるので必要に応じて選択をして下さい。
Auto1ストアの場合、測定時間が設定した測定時間になるとデータ保存を終了します。途中で終了する場合は、【Start/Stop】または【Store】を押すと終了します。
◎Auto2の測定手順
測定時間毎に演算測定を連続して行い、各演算値測定時間毎に演算測定を連続して行い、各演算値(L5、L10、L50、L90、L95、Leq、Lmax、Lmin)を1組として順次保存します。例えば、測定時間が1分(Meas.timeで1minに設定)である場合、1分毎の各演算値を連続して保存します。
①測定前の設定を行う
(1)Menuボタンを押して、メニュー画面をMenu1/5の画面にしてください。
○【Meas. time】の設定
【▲▼】で「Meas. time」にカーソルを合わせ【<>】を押して測定時間を設定します。測定時間は【500s(秒)、10s、1m(分)、5m、10m、15m、30m、1h(時間)、4h、8h、24h、Manua】のいずれかを選択してください。
○【Channel】の設定
【▲▼】で「Channel」にカーソルを合わせ【<>】ボタンを押して【Auto2】に設定します。3方向(X/Y/Z)の保存したい場合は【X/Y/Z】に選択して、1方向のデータを保存する場合はX,Y,Zのいずれかを選択。
(2)Menuボタンを押して、メニュー画面をMenu2/5の画面にしてください。
○【Store Mode】の設定
【▲▼】で 「Store mode」にカーソルを合わせ【<>】を押して【Auto2】に設定します。
○【File name】
【▲▼】で 「Store File name」にカーソルを合わせ【<>】を押して数字を入力します。メモリカードに保存する場合は、File nameにファイル名(4ケタの数字)をつけます。
②測定を開始する。
(1)上記の設定が完了したら【Menu】を数回押して最初の画面に戻ります。
(2)最初の画面に戻ったら、【Store】を押して、Auto2ストアをスタートします。
【Store】は上書き保存されます。※以前のストアデータは消去されます。
【Start/Stop】は前回の記録の続きから保存されます。
(3)測定が終了したらもう一度【Store】を押します。左の画面に下記の図のような表示が表示されるので必要に応じて選択をして下さい。
Auto2ストアの場合、データ組が1方向測定で4,500組、3方向測定で1,500組に達するとデータ保存は終了します。
4.データ確認
①【Recall】を押して表示させたいデータを選択し【Recall】を押します。
②測定内容が表示されます。【Mode】を押すと数字が大きく表示され、【Recall】を押すと測定内容の画面に戻ります。
③【Pause/Cont】を2回押すと、最初の画面に戻ります。
5.メモリーカードフォーマット
①【Menu】を4回押して4ページ目の「Memory」を開きます。
②【>】を押して「Format」を開きます。
③【Start/Stop】を押すと、メモリーカードフォーマットを開始されます。